基本パークファクター公式
得点パークファクター=((球場での得点+球場での失点)/球場での試合)/((他球場での得点+他球場での失点)/他球場での試合)* 100
パークファクターの最も基本となる公式です。公式に得点の代わりに本塁打を使えば本塁打パークファクタ、三塁打を使えば、三塁打パークファクターとなります。 100であれば中立球場、100よりも大きい場合、打者にガラス、100よりも小さい場合、投手に有利な球場です。
基本パークファクターの解析
公式を見れば分かるよう基本パークファクターは本拠地と遠征球場を比較したものです。ここで遠征球場はリーグ平均を言うことはありません。もちろんチームが無限に近く多い場合遠征球場がリーグ平均とほぼ同じだろうが、日本のプロ野球チームがリーグで6つのに過ぎません。もしいくつかの球場の本塁打パークファクターが150であれば、この球場は他球場に比べて本塁打が50%以上出てくるのであってリーグ平均に比べて50%以上出るのはありません。実際にリーグ平均に比べて本塁打が50%出てくる球場のパークファクターがどのように計算されるかの例を挙げましょう。チームが6個人リーグでどの球場が本塁打が50%よりも出てきた場合、残りの5つの球場は本塁打が10%少なく出なければします。
A:1.5, B:0.9, C:0.9, D:0.9, E:0.9, F:0.9
平均:1.0
パークファクターを計算すると、どのように出るのか説明します。
A球場の本塁打パークファクター:1.5 / 0.9 = 1.66
他球場の本塁打パークファクター:0.9 / 1.02 = 0.88
A球場の本塁打パークファクターは166であるがリーグ平均よりホームランが66%より出るのではなく遠征球場に比べて66%以上出てくるものでリーグ平均と比較すると、50%よりよく出てくることになります。そして、ホーム球場で本塁打が50%よりも出てきた遠征球場では10%少なく出てくるので、全体の競技では、20%よりよく出てくる環境になります。 (1.5 * 0.5 + 0.9 * 0.5 = 1.20)このように遠征球場と比較して計算されたパークファクターを過大/過小評価しないようにリーグ平均に合わせて調整して遠征試合のパークファクターまで考慮する必要があります。
十分な標本
球場環境に変更がない場合はパークファクターは、毎年同一でなければ、実際には、毎年偏差が大きくなります。標本が十分ではないからです。だから、通常3〜5年分をまとめて使用します。複数年度のパークファクターを使用する場合、同じ割合で平均することもあり、最近の年に基づいて重みが異なることがあります。 NPB STATSは5年分を使用し、当該年度5、1年前後4、2年前後3、3年前後2、4年前後1の重みを置いています。
2年前後5年分:(2年前* 3 + 1年前* 4 +、当該* 5 + 1年後* 4 + 2年後* 3)/(3 + 4 + 5 + 4 + 3)
球場環境の変化
ホーム球場を変更したり、フェンスの高さを調整したり、テラスを設置するなどの球場環境に変化が生じた場合、以前ののパークファクターは役に立たなくなります。例えばソフトバンクのホーム球場である福岡ドームは元のホームランがよく出てくる球場ではなかったが、2015年にテラスを設置した後、ホームランがよく出てくる球場がしました。つまり、2015年のシーズンから2014年までのパークファクターは見る必要がなく、2015年以降のパークファクターだけ見ています。
当該年から4年後までの5年分:(当該* 5 + 1年後* 4 + 2年後* 3 + 3年後* 2 + 4年後* 1)/(5 + 4 + 3 + 2 + 1)
ソフトバンク2015年パークファクター:(2015年* 5 + 2016年* 4 + 2017年* 3 + 2018年* 2 + 2019年* 1)/(5 + 4 + 3 + 2 + 1)
平均に回帰
パークファクターは1年分は信頼性が低く、標本が多くなるほど、信頼性が高くなります。FanGraphsは、1年分の0.6、2年分の0.7、3年分の0.8、4年分の以上0.9での信頼性を設定しました。 1年分は60%のみ信頼することができ、40%は平均に回帰させることです。 NPBはメジャーリーグより試合数が少なく、脂肪球場ため5年分がMLB 4年分のと似たようなゲーム数になります。 NPB STATSはパークファクターの信頼性を1年分0.5、2年分の0.6、3年分の0.7、4年分の0.8、5年分の0.9に設定しています。
地方球場の存在
日本プロ野球は球団に応じ本拠地球場のほか、地方球場をホーム球場で持っています。本拠地球場と主に使うホーム球場を意味します。巨人は東京ドーム、阪神は甲子園、ソフトバンクは、福岡ドームが本拠地球場です。地方球場は本拠地球場を除く本拠地です。ヤクルトの場合、東京を本拠地とが秋田、静岡などの地方球場でもホームゲームをしています。千葉ロッテのように地方球場のホームゲームが全くない球団もある一方で、地方球場試合が多く阪神は2010年にホームゲーム72試合のうち60試合目の本拠地球場である甲子園を書き、残りの12試合は、地方球場で行われた。日本プロ野球の平均的には、ゲームの10%程度を地方球場でています。実際には、地方球場もパークファクターの差があるだろうが試合数が少なすぎてパークファクターを計算する意味がないので、NPB STATSは地方球場のパークファクターをすべて1であると考えています。
ホームゲームパークファクター:(本拠地球場パークファクター/ 100 *本拠地球場のホームゲーム+ 1 *の地方球場のホームゲーム)/ホームゲーム
本拠地球場が平均より20%以上本塁打が出てくる本拠地球場の試合数は90%であり、地方球場試合数が10%の場合、
ホームゲームパークファクター:1.2 * 0.9 + 1 * 0.1 = 1.18
5年回帰パークファクターの計算例
NPB STATSで使用されるパークファクターの計算を2014年阪神タイガースのホームランパークファクターを求める過程での例を挙げましょう。計算に使用される基本的なパークファクターは日本プロ野球RCAA&PitchingRunまとめblogに掲載されたパークファクターを書いています。
まず、基本的なパークファクターの比較基準を遠征球場でリーグ平均で調整します。 2014年阪神の本拠地球場甲子園の基本本塁打パークファクターは60です。これリーグ平均基準に調整すると、ホーム64.5、遠征107.1になります。その後、2014年に阪神の選手は64.5 * 0.5 + 107.1 * 0.5 = 85.8である環境で試合をしました。このように、各年度のパークファクターを計算します。
2012年88.1、2013年87.3、2014年85.8、2015年89.5、2016年92.2
2012年3、2013年4、2014年5、2015年4、2016年3の比重で加重平均すると88.3になります。
5年分なので、10%を平均に回帰します。
88.3 * 0.9 + 100 * 0.1 = 89.4
シーズン144試合の中で129試合を阪神の本拠地球場である甲子園と、他のチームの本拠地球場を使用し、残りの15試合は、脂肪球場を使用しました。地方球場のパークファクターは平均であると考えて計算すると
(89.4 * 129 + 100 * 15)/ 144 = 90.6
阪神の5年回帰パークファクターは90.6で計算された。
パークファクターの活用法
パークファクターは球場の違いによる有利・不利を除去するために作られた値です。もしいくつかの球場で本塁打が平均よりも10%以上出たら、その球場の本塁打記録は10%下げてみるべき適切であることです。しかし、本塁打が10%以上出てくる球場で平均的な球場に変更したとして、すべての選手の本塁打数が10%減少であることを意味するのはありません。選手によって本塁打が10%よりも減少することがもあり、むしろ増える可能性があります。しかし、その球場で記録された本塁打は価値的な面から10%下げて評価するのがパークファクターの正しい活用法です。